12月4日◆お悔やみの手紙を書く−その2

 自分の年齢をつい忘れがちの52歳ですが、

 今年のように

 「喪中につき新年のご挨拶をご遠慮…」のお葉書をあちこちからもらうと、

 「ああ、みんな私の周りの人たちは親を看取る年代なのね」と

 しみじみ思います。

 中には、昨年今年と立て続けにご両親を失い、家に一人きりに

 なってしまった女性の友だちもいます。



 かく言う私は、すでに父も母も見送っています。

 だから、つい最近、親を失ったという人には、

 何か声をかけずにいられない気分になります。

 1枚2枚でなく、そんなお葉書をいただいた今年は、

 年賀状は出せないからって、だんまりを決め込む気になれず、

 ひとこと書き送りたいと思ったのです。


 でも、いったいどう書けばよいのか、

 お悔やみの手紙ほど難しいものはないですね。

 毎度思うことですが、こればっかりは手慣れたくもないもの。

 でも、あまり普通に呼びかけるのも失礼のようで、迷うのです。

 じかにその方の御身内を存じ上げないことも多いので、

 共有できる話題がないこともしばしばです。



 失礼でなく丁重に追悼の意を伝える手紙、

 そういう例文がないかと、さがしてみました。

 はい、

 以前にもこのブログに書いた昭和31年発行の

 『女子手紙文』という手紙の実例集からです。


 最近の手紙文実例集というのは、

 いい文章が少ない気がしておすすめできませんが、

 (ブックオフなんかで、105円なのをいいことに、

 手紙文実例集を買い込んで研究したりする変な私です)

 こういう古きよき頃の手紙文例集はためになります。

 きれいなあらたまった日本語の使い方を教えてくれます。


 
 たとえば、こんな文例があります。

 「御喪中でいらっしゃるので、年頭の御挨拶を御遠慮申し上げます。

                        かしこ 」

 「亡き御父上様の御喪中でいらせられますので、年始の御祝詞は

  さしひかえます。

  どうぞ皆々様、御機嫌よく御迎年あそばされますようお祈り
   
  申し上げます。               かしこ 」



 別の本には、こんなのがありました。

 「ご服喪中につき、お年賀をご遠慮申し上げます。

  皆様、さぞお寂しく越年のことと拝察いたします。

  厳寒の折から、なにとぞご自愛くださいますよう、お祈り

  申し上げます。」



 暮れの忙しさにかまけないで、こういう心づかいを

 きちんと伝えられる女性でありたいと思います。
 
posted by 妻野 at 23:45 | Comment(0) | きょうの妻野
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